エリコ新聞

小林エリコのブログです。

西原理恵子の恋愛指南書。「いいとこ取り!熟年交際のススメ」

あらかじめ言っておくと、この本は活字である。西原理恵子は漫画家である。多分、漫画家西原理恵子が好きな人は買わないかもしれない。

ちなみに、私は中学生の時から西原理恵子のファンで、西原理恵子が書いているのならば何でもかんでも買っていた。チクろ幼稚園も買っていたし、活字だけの「サイバラ式」も読んでいた。

西原理恵子は、私にとって砂漠の中で見つけたオアシスだった。だからなんでもかんでも買っていた。

そして、サイバラ式の中に、西原理恵子の父の自殺の話を見つけた時、なんとなく、私が西原理恵子固執しているのがわかった気がした。

西原先生はとてもとても悲しい気持ちを抱えて生きている人なのだとわかった。

私は未だに西原理恵子のファンであって、「熟年交際のススメ」も買った。

西原先生の面白い文体で書かれた女のぶっちゃけ話と、積み重ねてきた人生による素晴らしい名言がたくさん載っていた。

「0点の私には0点の男しかこない」

もう、泣きそうになる。

自分の人生を思い返すと、本当に自分が0点の時って0点の男と付き合っている。

「砂漠に水筒は2、3本必要」

水筒はチンコのことなんですけど、一本だけだと心もとないから予備を持っておけ。

私は一途な女なので、いつも一本しか持っていないんですけど、その一本がなくなった時は確実に発狂して死にかけます。

まあ、予備がいるとか公言しなくてもいいから、こっそり隠し持っておけということです。

確かに、昔の友達とか見ていて、一人の男にかかりっきりになっていて、クズの男(中だしをする妻帯者)と別れなかったのは、水筒が一本しかなかったからだろうなと思う。予備があればあのクズを捨てたのに、と思います。

「歴代の彼女や奥さんにはとにかく感謝」

男は失敗している方がいいと友人が言っていましたが、本当にその通りだと思います。

西原先生曰く、「よくチューニングされている中古車がいい」ということです。

男女ともですが、若い時の恋愛ってうまくいった試しがないですよね。まあ、人間的に未熟だし、お互いぶつかりまくっているからだと思う。でも、そういう経験をすると、相手の気持ちを思いやれるようになるんですよね。人間は人とぶつかって丸くなる。

だから、過去の女には感謝しろということです。

私は新車に乗って痛い目を見ました。あの新車、結構大きな事故起こしたので、乗りやすくなっていると思うよ!(前の彼氏のことです)

あんまり書きすぎると面白く無くなるので、ここいらへんにしておきますが、まあ名言のオンパレード。

一家に一冊置いとけ!

そして、恋をしないと人生はつまらないから、ガンガン恋をしろ!

死ぬまで現役でいようぜ。