エリコ新聞

小林エリコのブログです。

令和6年度診療報酬改定、新設された心理支援加算の点数が低すぎる件

厚生労働省ホームページより引用 今年の診療報酬改定で、とうとう心理支援に点数がつけられることになった。 https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001238907.pdf 複雑性PTSDの診断を受け、1万3千円のカウンセリングを月に2回受けている身としては大変…

狂気も包括せよ

REDDYで連載しているエッセイ「地獄とのつきあい方」更新しました。 ご一読いただけると嬉しいです。 www.reddy.e.u-tokyo.ac.jp

複雑性PTSDの治療に役立つツール集

昨年の文学フリマで販売し、現在は自分のネットショップといくつかの書店で販売している「実の兄から性虐待を受けた私がカウンセリングで複雑性PTSDの治療に取り組んだ記録」が好評発売中です。 erikokobayashi.booth.pm 東京の取扱書展は「模索舎」「雑貨と…

「私たちが救護施設に出会うまで」第6回が更新されました

現在の職場、東大の松井研究室で行っている、救護施設に入所されている方の人生の聞き取りが更新されました。 よろしくお願いします。 エッセイ:「私たちが救護施設に出会うまで」小林エリコ第六回 生後2日で親から捨てられて、六本木のナンバーワンホステ…

精神障害者が受ける差別

8年くらい前、自宅に市役所の福祉部地域共生課から手紙が届いた。開けてみると、個別避難計画書の作成にご協力くださいというお知らせだった。 東日本大震災を経験し、令和3年に国は避難行動要支援者に対して、個別避難計画書を作ることを努力義務にしている…

2023年をざっくり振り返り

1月8日 本屋lighthouseのおでん会に牟田都子さんが来たので、「わたしはなにも悪くない」の校正をしてくれたお礼を言いに行った。「文にあたる」にサインをいただいた。 1月11日 PUNPEEのライブを見にタケと中野サンプラザへ。ステージがゴージャスでゲスト…

12月20日の東京新聞朝刊 <考える広場>「家庭内性暴力は見えているか?」で取材を受けました

本日付の東京新聞朝刊<考える広場>「家庭内性暴力は見えているか?」で取材を受けました。 兄から受けた性暴力についてお話ししました。 佐藤直子論説委員が担当している記事です。 ウェブで無料で読めます。 www.tokyo-np.co.jp 紙面でもかなり大きく取り…

外国人労働者と 一揆がしたい(2023年9月3日発行の「エリコ新聞」公開します)

日本は島国ゆえ、海の向こうから人がやってくることがあまりなかった。私が子供だった40年くらい前は、周りに外国人は全くいなかった。茨城という土地柄もあるだろうが、道を歩いていて遭遇したことがない。東京の短大に通い出してから、繁華街で時々すれ違…

「実の兄から性虐待を受けた私がカウンセリングで複雑性PTSDの治療に取り組んだ記録」発売中!

文学フリマで出した新刊「実の兄から性虐待を受けた私がカウンセリングで複雑性PTSDの治療に取り組んだ記録」boothで販売中です。 erikokobayashi.booth.pm boothでのご購入にはpixiv IDが必要になりますので、ご登録をお願いします。 文学フリマでは54冊も…

福島原発被災地バスツアーに行ってきました

知人が「福島原発被災地バスツアー」に以前から参加しており、興味を示したら誘ってもらえたので、行くことにしました。 個人だといけない場所もあるし、講演会や住民の方のお話も聞けるとあり、興味があるけど、どうしたらいいか分からない一般市民にはあり…

『志津×千駄木ノンフィクション祭り』で選書させていただきました

『志津×千駄木ノンフィクション祭り』で選書をさせていただきました。事実は小説より奇なりという諺がありますが、ノンフィクションを読んでいると、自分の想像を遥かに超えた現実が見られるので、ジャンルとしてはかなり好物です。 一冊しか選べないので、…

明日開催の文学フリマ東京に出店します

-----------------------------文学フリマ東京37【入場無料】2023/11/11(土) 12:00〜17:00・会場: 東京流通センター 第一展示場・第二展示場・詳細: https://bunfree.net/event/tokyo37/ ----------------------------- 文学フリマ東京37 - 2023/11/11(土)開…

エリコ新聞「ロックの終わり ヒップホップの始まり」

文学フリマに向けて、2023年2月発行の「エリコ新聞」を公開します。 *エリコ新聞は書店さんに置いているフリーペーパーです。 配布店:新宿の模索舎、下北沢のB&B、大阪のシカク、西荻窪の今野書店、幕張のlighthouse、大阪の清風堂書店、ときわ書房志津ス…

エリコ新聞「外国人労働者と一揆がしたい」配布状況

エリコ新聞最新号「外国人労働者と一揆がしたい」書店さんで配布しております。 新宿の模索舎、下北沢のB&B、大阪のシカク、西荻窪の今野書店、幕張のlighthouse、大阪の清風堂書店、ときわ書房志津ステーション店、雑貨と本gururi、伊野尾書店、タコシェ

11月11日(土)開催の文学フリマ東京37に出店します

【2023/11/11(土)開催/文学フリマ東京37】 12時から17時 入場無料 出店名: 小林エリコ ブース: E-48 (第一展示場) bunfree.net 赤い丸のところが私のブースです。 新刊はnoteで2年間書いていた「実の兄から性虐待を受けた私がカウンセリングで複雑性PTSDの治…

「実の兄から性虐待を受けた私がカウンセリングで複雑性PTSDの治療に取り組んだ記録」予約開始しました

noteで約2年間書いていた「女という被害を乗り越えるカウンセリング」を「実の兄から性虐待を受けた私がカウンセリングで複雑性PTSDの治療に取り組んだ記録」として一冊の本にしました。 A5サイズ162ページで600円になります。 値段を安くするためにカラーを…

Mステ3時間スペシャル Bad B*tch 美学 Remix 歌詞

Mステで披露されたBad B*tch 美学 Remix の歌詞が放送用に変更されていたので、文字起こししました。 Awich This is the bad B の美学 乗り込むベンツの屋根が開く常繰り広げるkiller moves 25 motherfreaking bottles of HABUSH 是、Bad Bの美学 やること全…

「私たちが救護施設に出会うまで」第二回が更新されました

東大の松井研究室が運営しているREDDYにて、始まった新連載「私たちが救護施設に出会うまで」の第二回が公開されました。 アルコール依存症とギャンブル依存症になり、刑務所に七回入った俺【前編】 www.reddy.e.u-tokyo.ac.jp ぜひ、お読みください。 続き…

タケと帽子

「車掌27号大カルタ展」に行ってきました

20年ぐらい付き合いがあり、編集スタッフもやっている老舗ミニコミ「車掌」の展示が高円寺で開催されているので、行ってきました。 車掌は塔島ひろみ編集長が作成しているミニコミで、毎回、想像をはるかに超えたものを作るのですが、今回は「車掌をカルタ…

近況報告とツイッター

現在所属している東大の松井研究室が運営しているサイトREEDYで新連載が始まりました。 東京の救護施設「村山苑」に入所している方の来歴をインタビューしてまとめています。 第一回は「薬物依存症になり、全国各地のダルクに入所した僕」です。 今まで、自…

信田さよ子講演会「家庭内で起こる性暴力とPTSD(心的外傷後ストレス障害)」〜心に深い傷を抱えたまま、長い人生を生き抜くために〜

現在、東京大学の松井研究室に勤務していますが、初めて自分で講演会を企画しました。 公認心理士の信田さよ子先生をお招きして、家庭内で起こる性暴力とPTSDにつてお話しいただきます。後半には私との対談もあります。 信田さんの著作はかなりの数を読んで…

筑摩書房のPR誌・月刊「ちくま」で書評を書きました。

4月28日発売の筑摩書房のPR誌・月刊「ちくま」に草下シンヤさんの「怒られの作法」の書評を書きました。 よろしくお願いいたします。

7月1日(土)に大阪で開催される「死にたい気持ちを抱えたまま生きる」という講演会で講師をします

大阪のNPO法人心の救急箱さんが主催する講演会「死にたい気持ちを抱えたまま生きる」で講師をします。 自分の体験をお話しさせていただきます。 当日は、書籍の販売と、購入した本へのサインもありますので、ぜひお越しください。 入場無料です。

5月21日(日)の文学フリマ東京に出店します

文学フリマ東京に出店します! 【2023/5/21(日)開催/文学フリマ東京36】 会場:東京流通センター 出店名: 小林エリコ ブース配置: Z-29 (第一展示場) 入場料無料! bunfree.net 新刊はありませんが「エリコ新聞2」(600円)と「タケ漫画」(500円)を文フリ…

朝日新聞から家庭内で起こる性暴力について取材を受けました

4月6日(木)の朝日新聞朝刊(全国版)のくらし欄に記事が載りました。 こうして大きく取り上げてもらえたことが本当に嬉しく思います。 作家デビューしてから、作品の中で兄からの性暴力について書こうとした時、編集者からNGを出されてしまい、文章の整合…

「この地獄を生きるのだ」イタリアで発売されました

デビュー作「この地獄を生きるのだ」がイタリアで発売されました。 イタリア語がわからないので「インフェルノ」くらいしか読めません。 ヨーロッパで一度行ってみたいのはイタリアなので、イタリアの書店に並んでいると思うだけで胸がときめきます。 日本の…

インド映画「エンドロールの続き」が素晴らしかったこと

私はインド映画が大好きだ。今から25年前、短大生の時に新宿でインド映画が公開されて、興味本位で見に行った。『ムトゥ踊るマハラジャ』がヒットする前で、インド映画に誰も注目していない時期だった。会場を占めるのは90%以上がインド人で、上映したのは『…

エリコ新聞最新号配布のお知らせと、映画「ヴィオレッタ」のこと

奇数月に発行しているフリーペーパー「エリコ新聞」が出来上がりました。 置いているお店は 「新宿の模索舎、下北沢のB&B、大阪のシカク、西荻窪の今野書店、幕張のlighthouse、大阪の清風堂書店、ときわ書房志津ステーション店、まるさんかくコーヒー、雑貨…

日本で生活をし続けるためにAmazonアカウントを削除した話

Amazonが日本でのサービスを開始したのは2000年。最初の頃は本しか売ってなかったけれど、当時は「インターネットで本が買える」のが画期的で、茨城在住の私にとってはAmazonの登場はありがたかった。 駅前には人気のない個人商店が並び、本屋さんに目当ての…