奇数月に発行しているフリーペーパー「エリコ新聞」が出来上がりました。
置いているお店は
「新宿の模索舎、下北沢のB&B、大阪のシカク、西荻窪の今野書店、幕張のlighthouse、大阪の清風堂書店、ときわ書房志津ステーション店、まるさんかくコーヒー、雑貨と本gururi、百年の二度寝、芳林堂書店高田馬場店、伊野尾書店」
になります。
遅くとも来週には店頭に置かれていると思います。
エリコ新聞はしばらくしたら一冊のミニコミにして販売しますが、ネットショップで商品を買ってくれた人には勝手に入れています。
話は変わりますが、最近見た映画で「ヴィオレッタ」という作品がとても素晴らしかったです。
この映画、写真家の母親が娘のヌード写真を撮影し「芸術」として高く販売した実話です。監督がモデルになった娘、エヴァ・イオネスコです。
私は、親が子供を使って創作する時は、細心の注意を払わなければならないし、子供に許可を取らないといけないと思いますが、その逆だったら、許可を取らないで自由にやっていいと考えています。
親が子供に対して暴力を振るっても、事件になることは稀です。圧倒的な力の差があり、どうやってもやり返せないし、反抗することもできません。刃向かったとしても、親という養育者がいなければ、食事を摂ることもできません。
そもそも、子供は親を愛するようにできていて、その親から暴力を受けているとは考えたくないのです。そのため、子供が親を告発するのには時間がかかるし、よっぽど酷い暴力を受けた時しか声を上げません。だから、子供が親から暴力を受けていたと発した時は「偉い」と褒めていいくらいだと考えています。
親も子供を自分の作品にすることは「愛情」があるからだと言うかもしれませんが、目の前で震える小さな存在を前にして、正しい愛情で作品を作ることは難しいです。
西原理恵子の娘のブログが炎上した時、西原ファンの私は大きなショックを受けました。サイン会に複数回足を運び、著作は全て揃えていました。自分の娘に整形を強制していたことや、言葉による酷い暴力を知って、ずいぶん落ち込みました。母親は子供の前ではどこまでも残酷になれるし、無自覚に暴力を振るうことができるのです。そういう力が親にはあります。
親子関係で悩んでいる人、創作をしている人には見てもらいたい名作です。