エリコ新聞

小林エリコのブログです。

当事者研究

昨日、べてるの集いに参加しました。感想を書きます。

かなり新しく来た人が多かったです。「治りませんように」の書評が読売新聞にも載ったそうなのでその影響でしょうか。当事者がたくさん来るのは嬉しいけど、愚痴吐き大会にならないように気をつけなければなあ、と思います。

で、当事者研究を行いました。

当事者研究の3つの枠組みは

「何がどうなっているのか」

「何にどうしてきたのか」

「何にどうしたらいいのか」

です。

とある当事者の研究は、外でトラックなどの音がすると「いやがらせ?」と感じてしまい「子供をいじめてる」と言う幻聴がきこえるということです。

この「子供をいじめてる」と言う幻聴は、トラックの音が聞こえたのを自分で後から意味をつけてるのではないか、と言うことです。「ごにょごにょ」と言う感 じで幻聴さんがなにか言っててよく分からないけど、自分の主観の世界で「子供をいじめてる」という幻聴を創り上げる。聞こえてくるのは無作為なので仕方な いのですが、幻聴と言うのは自分の知っている範囲内で言ってくるそうです。だからフランス語を知らない人にはフランス語では幻聴さんは話しかけないし、自 分の知らない事は言ってこないそうです。

幻聴が聞こえた時の今までの自分の助け方は

●音楽を聞く

●テレビを見る

これからの助け方

●ご近所づきあいをしてみる(あいさつ等、近所の子供のことが気になるので)

●ゴニョゴニョいう幻聴の分からなさに耐える

●上手にあきらめる

●無心になって体を動かす(体に訴えかけるのは効く)

●高尾山に行く(体を動かす)

統合失調症にはドーパミンが深く関わっているのですが、これは学習に関わってるそうです。

嫌なことが起こった時にトラックが通っていた、と言うことが昔あると、またトラックが通った時、反応してしまう。この反応のことを「サリエンス」と呼ぶそうです。