エリコ新聞

小林エリコのブログです。

なつひさお

べてる好きなら必ず知ってる「なつひさお」です。

なんのことか説明します。

Hさんの研究から解明されたものです。

Hさんには幻聴さんが「明日のミーティングのことをみんなに確認した方がいい」と言ってきて、みんなになんども、くどく電話したり話したりしてしま う。この時の状態のことを「くどうくどきが来る」と呼ぶのですが、くどうくどきが来るときは「なつひさお」の時だ、と言うのが解明されたのです。

ーーー「なつひさお」とは!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なー悩みがあるとき

つー疲れてるとき

ひー暇なとき

さー寂しいとき

おーお腹がすいてるとき

  お薬を飲んでないとき

  お金が無いとき

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と言うものなのですが、幻聴が聞こえるときに、こういう状態の時が多い、と言うことなのだけれど、これは幻聴の時以外にも使えます。

具合が悪い、調子悪い、眠れない、誤作動、お客さんだらけの時、etc・・・

これに対処があります。「たなかやすお」といいます。

ーーーー「たなかやすお」とは!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

たー食べる(お腹がすいてるとき)

なー仲間(寂しいとき)

かー語る、体を動かす(暇なとき)

やー休む(疲れてるとき)

すーすぐ相談、すぐ受診(悩んでいるとき、お薬を飲んでないとき)

おーおろす、送ってもらう(お金が無いとき)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このユーモア感覚と当事者感覚の鋭さ。研究が行われたのはいつかわからないです。でも、けっこう前です。今でも、この「なつひさお」と「たなかやすお」は当事者研究や仲間の間でよくキーワードとして出てきます。

「具合悪いの?「なつひさお」だったらどれかな。やってみた?」

みたいに。