エリコ新聞

小林エリコのブログです。

認知行動療法べてる式

認知行動療法べてる式のDVDを見ました。本とDVDがセットになっていて両方共一度読んだし見たけど、もう一度見直してみました。最近色々本を読んでいるので新しい発見とかあるかな,と思って。

内容はSST(Social Skills Trainingの略。生活技能訓練のこと)と当事者研究について。当事者研究SSTの流れを組んでいます。

まず、このDVDのいい点は上手なSSTが収録されているのはモチロンのこと、ちょっと直す点があるSST 、べてるにきてまだ一年くらいしか経っていないワーカーさんがやる,まだ慣れていないSSTも収録されていることです。こういう所を修正すればいいのか, と参考になりました。

大濱さんというワーカーさんのSSTはちょっと直す点があるSST でした。

入院患者さんのSSTだったのですが「食事制限をされているので甘いものが食べたい。病院の自販機でジュースを買いたくなる、ということで困っている」という内容でした。

大濱さんは、SSTの参加者に「自販機の役をやってください」といって、もう一人の人に「ジュースを飲むのを我慢する方」の役をやってもらいます。自販機 のには「美味しいよー、甘いよー」と言ってもらい、我慢する方には「ジュースを飲んだら入院が長引くよー,子供に会えないよー」と言います。どちらの方に 行くかと言うので患者さんは我慢する方に行きますが,ここでの直すべき点は伊藤絵美さん(洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長)は「我慢する方 は「入院が長引く,子供に会えない」などの否定的な表現が多いからそこをもっと違う言い方に直すべき」と言っていました。

わたしは、それも思ったけど,もっと違う助け方を探したらいいのではないかと思いました。例えば、ジュースを飲まずに散歩するとか、友達おしゃべりすると か。ジュースを飲むか我慢するかの二者択一なのでそれ以外の方法を見つけられたら良かったのではないかと思いました。でも、この意見はあくまで私の意見で なんにも勉強していないので全然的はずれかもしれないけど。

全体的にべてるのSSTは楽しそうでした。私も参加したいなー,と思わせるSSTでした。