エリコ新聞

小林エリコのブログです。

人の家が好きなので

今日は人の家に遊びに行ってきた。大人なので、大人の知り合いができて、そのお子さんになんだか気に入られていまい、お呼ばれしたので、遊びに行ってきました。

私は人の家が好きである。一人暮らしのため、人恋しさというものが常にあり、人がいる空間が好きで、人の家などはその最たるものなので、いつまでもいたい。ビールでも飲みながらずっといたい。

友達のお子さんはマインクラフトというゲームにはまっていて、一緒にプレイした。ちなみにマインクラフトというのは世界的に流行っているゲームで、大人のファンも多い。このゲームは自由度が高く、いろんなものが作れて町や遊園地などの仮想の町が作れるのである。

そして恐ろしいことに終わりがないのだ。ただ、ひたすらいろんなものをゲームの中で作って冒険するだけ。

正直、大人になってくると自由とかいらないし、レールを引いてくれた方が生きやすいので、とことん自由なゲームは恐怖しか感じず、お子さんと一緒にちょっと家を作って終わりにした。

あとは一緒にスプラトゥーンをやっていた。

私はスプラトゥーンが下手なんだけど、子供と一緒にやったら下手すぎて勝負にならず、最終的に子供がやるのをずっと見ていた。お子さんのお兄ちゃんも帰ってきたので、子供たちがゲームして遊んでいるのを眺めながらビールを飲むというまるで休日の父親のような程であった。

子供たちを眺めながら飲むビールは最高にうまく、「父親になりてえな・・・」と思った。こんなに可愛い子供をぶん殴ったり、こき使ったりする親が存在するのが信じられない。その意味では自分の父親は人間じゃなかったんだろうなと思う。そして、お兄ちゃんとゲームをやっている姿を見ていて、お兄ちゃんが妹に優しく声かけしているのを聞いて、やっぱりうちのお兄ちゃんは人間じゃなかったんだなと思う。

あの暴力や暴言の数々も人間じゃなかったと思えばどうでもよくなり、会っていない時間が長くなってくると、ますますどうでもよくなってくる。ただ、悲しいのは、私に家族がいないという事実であり、お盆も正月も帰る家がないことくらいである。

人の家に上がっていると、私は家庭を作れなかったな、とふと考えてしまう。家庭を作りたいという願望はもともと薄かったし、子供を作りたいともあまり思っていなかったが、みんなが家庭を持っているのを見ると、それはいいものらしいというものが伝わってくる。

もちろん、めんどくさいことやイライラすることは多いと思うが、それ以上の恵みのようなものがあるのだと思う。それに、めんどくさいことやイライラすることは、人生の大きな悩みから引き離してくれる。私なんかは一人でいると深い孤独に襲われてすぐ死にたくなってしまうが、子供とか家庭があると、明日のご飯や、洗濯物や、PTAなんかでそういったことから目を背けさせてくれると私は考えている。

だいたい、死にたいというのは、暇だからである。暇で孤独だとだいたい人間は死にたくなる。

私は一人で気楽に暮らすよりも、めんどくさかったり、イライラしたりしながら日々を終えたい。

しかし、私もどうやら結婚できないというのがわかってきて、一生一人で生きていかなきゃいけないらしいなあとぼんやり考え始めた。周りにいる男の人はすでに結婚しているか、年齢が高くなり、結婚願望が全くなくなった人くらいしかいないので、ブルゾンちえみがいくら35億いるからと言おうと、無理なもんは無理なんである。

帰宅して、スーパーで半額の寿司を買って、ビールを飲んでいるダメウーマンである。