エリコ新聞

小林エリコのブログです。

人はなんのために生きるのかを問い続ける「ジョージ秋山」

人はなぜ生きるのか、なんのために生きるのか、という問いを書き続ける漫画家がジョージ秋山である。「銭ゲバ」はジョージ秋山の作品のなかで有名な作品だ。

人間は生きるために「金」が必要である。当たり前だが、金がないと生きていけない。金で人は死ぬし、金で人は生きる。金で人の態度が変わり、金で女の気持ちも変わる。

金は怖い。

ジョージ秋山は作品が多い。そして、未完の作品も多いし、中途半端な終わり方をしている作品もある。

金で全てを失い、金で全てを買おうとした主人公のセリフはこうだ

「銭・・・銭ズラ・・・。銭があればなんでも手に入るズラ」

主人公、蒲郡風太郎が金で全てを買うことができたかどうかは読者に託されている。