エリコ新聞

小林エリコのブログです。

11月10日に幻冬舎から新刊「私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに」が発売されます

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はるな檸檬氏、感涙! 最初の自殺未遂から30年。誰よりも人付き合いが苦手だったあの頃。
「大丈夫?」「大丈夫だよ」 湿った暖かい手を握り、私たちはそっと歩き出す。


「孤独だったんですね」
その言葉を耳にして、私は喉の奥に何かが詰まり、次の言葉をつなげなくなった。自分が孤独だということは薄々感じていたけれど、それを認めたくなかったのだ――
いじめに遭っていた子供の頃、ペットのインコが友達だった。初めてできた恋人には、酷い扱いを受けた。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか。この世界には、まだ光り輝く何かが眠っているのかもしれない。そう思えた時、一歩ずつ歩き出すことができたのだ。
どん底を味わった著者が、人生で出会った人たちとの交流を見つめなおし、再生していく過程を描いた渾身のエッセイ。
「人生はクソだ。それでも生きてさえいれば、いつか必ず美しいものに巡り合う。そういうふうに、できている」――はるな檸檬

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新刊のお知らせです。

幻冬舎より11月10日に「私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに」が発売されます。

今回の作品は全て書き下ろしのエッセイ集になります。

今までの書籍は一貫したテーマや、貧困、家族関係、精神疾患など、福祉寄りのものが多いですが、今作は「人間関係」に重点を置き、過去の友人との思い出をエッセイとしてまとめました。

前編後編に分かれており、全編は苦しかった人間関係の話、後編は心温まる人との交流になっています。

私は合計で4回自殺未遂をしています。その時はここで人生を終わりにしても後悔は全くないと信じていますが、自殺に失敗した後の人生には、面白い人や優しい人との出会いが多かったです。

私は自殺に関して否定的ではないですし、死にたいほど辛い気持ちを心から理解していますが、人生というのは一度しかなく、死んでしまったら今の人生をもう一度、生きることはできません。

生き残ってもどうせゴミのような人生が続くだけだと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

人生というのは良いことばかりではないと共に、悪いことばかりではありません。子供の頃はそんなことはない、自分の人生は悪いことばかりだと信じて疑わなかったけれど、歳をとってようやく、それは間違いだったと言えるようになりました。

私は兄から性虐待を受け、学校でいじめに遭い、大人になってからはブラック会社で働き、自殺未遂をして精神病院に入院しました。そのあとは実家で10年以上引きこもり、その後、生活保護を受けました。現在は不安定なパート勤務であり、成功とは無縁の人生だったと思います。それでも、人生はいいものだ、なぜなら私は一人でなく、共に生きてくれる友人たちがいるからだと胸を張って言えます。

たくさんの人に読んでもらいたい新作です。

私事ですが、この先、文章の仕事がなく、今後、単行本を出す予定もありません。もしかしたら、最後の単行本になる可能性もあります。なので、応援の意味も込めて、購入してくださると、とても嬉しいです。

 

ネット書店でも予約できますが、街の書店でも予約できます。個人的には街の本屋さんを応援したいので、住んでいるところの本屋さんで予約してくれると嬉しいです。

e-hon(ネットで注文して街の本屋さんで受け取り可能)

www.e-hon.ne.jp

honto(こちらも書店で受け取り可能)

honto.jp

 

本屋lighthouse(千葉で一番いけてる本屋さんです)

lighthouse24.thebase.in

・受け取れる本屋さんが近くにない場合でも、本屋さんに問い合わせてみてください。予約してくれます。

 

ネット書店でのご予約

books.rakuten.co.jp

www.hmv.co.jp

7net(セブンイレブン

https://7net.omni7.jp/detail/1107241777