エリコ新聞

小林エリコのブログです。

声が出ない

先週、風邪を引いた。喉が痛いのをこらえて外出して友達に会っておしゃべりしたら、次の日声がかすれて出なくなった。一人暮らしだから、喋れなくてもそんなに不便はないのかと思っていたんだけれど、スーパーやドラッグストアで一言も話せないと店員さんとの意思疎通ができなくて、困る場面が多々あった。

「レジ袋はください」とか「ポイントカードあります」など、普段声として意識していない細かい言葉を実はたくさん発していると気がついた。自分の意思を伝えられないので、全てウンウン頷いているだけの変な人になっている。

耳鼻咽喉科に行ったところ、鼻に麻酔をされて奥の方まで見てもらったら、喉の奥の方が真っ赤に腫れているらしい。ステロイドやそのほかにもたくさんの薬を処方された。一度に一度に飲む量が7錠近くあり、飲むときに自分がした多量服薬を軽く思い出してしまう。

先週に引き続き、今週も休むことにした。月曜から仕事に行っていない。先週も2日間休んだので、体が完全にボケてしまっている。ずっと引きこもってパソコンをいじったり、ゲームをやったりテレビを見て過ごしている。しかし、こうしていると、思い出すのは引きこもっていた時の生活である。

社会から切り離されて、「いらない人間」として札を貼られていたあの時期。早く仕事に戻りたいと思うが、まだ声が出なくてひたすら家でぼんやりしている。