エリコ新聞

小林エリコのブログです。

異邦人として

一週間前から風邪を引いている。小康状態になったので仕事に復帰したのだけれど、うつも併発してきて、熱もぶり返して、仕事を早退して週末は家にこもっていた。一度の風邪で二回病院に行っているので、かなり重症だ。いや、風邪が治ったと思い込んで先週サウナに行ってしまったのが良くなかったのかもしれない。まあ、とにかく、風邪が全く良くならず今に至る。少し熱は下がったものの、倦怠感は相変わらずだ。

1人になって家で寝ていると自然と昔の嫌なことを思い出す。いじめにあっていたことや、教師から暴言を吐かれたこと。しかし、そんな事をしてもなんの特にもならないので、嬉しかったときのことも思い出せるようにしたい。

私は今、仕事をしながら原稿を書く生活をしていて、1人の力で食べている。自分で稼いで自分で生活をするのは5年くらい続いているのだが、まだ、この生活に安定を見出せない。無職の時期と、実家で引きこもっていた時期が長いので、今の生活はものすごい奇跡の上に成り立っていると私は感じている。奇跡というのは長く続くものではないから、きっとすぐ転落してしまうだろうと考えていて、また生活保護を受けることになりはしないかと思ったりしている。

テレビや雑誌で私と同じくらいの年齢の人が「今度は〇〇に海外旅行に行きたい」とか「ブランドのバックが欲しい」と言っているのを見ると、この人と私の世界は違うレイヤーなんだとわかる。当たり前のように仕事があり、お金があり、夫がいて、子供がいる。もちろんそれに付随して苦労や悩みもあると思うが、私のそれとは明らかに違う。私は自分が異邦人のような気がしてならない。

生きているのが相変わらず、居心地が悪いが、私と友達でいてくれる人のために元気で生きて生きたいと思う。

来月誕生日なのも、なんとなく信じられない。長生きしてしまったと思う。