エリコ新聞

小林エリコのブログです。

えりこ展一回目、ご来場ありがとうございました!

11月29日と30日、自分の初個展えりこ展を高円寺のまんまみじんこ洞のギャラリーめばちこで開催しました。過去に出したミニコミ(リトルプレスとかジンとか今は言う)を全部持っていきました。在庫がないものに見本のシールを貼ってその場で読んでいただき、在庫のあるものはお売りするという企画。そして絵をがーっと飾りました。

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圧巻。写真を撮る暇がほとんどなくて、自分が映っている写真しかないので、思い切ってガンガン出してしまいました。

土曜日が初日だったのですが、初日はほとんど設営で終わりました。段ボール箱2箱もあるので当たり前と言ったら当たり前ですね。さらにデカすぎて郵送できなさそうなのは手で持っていったので。

設営はみじんこ洞のみじんこさんにも手伝っていただきました。みじんこさんはいい人すぎて涙がでます。長い付き合いでいい人に出会えてよかった。

後から友人が駆けつけてくれました。実家がお花屋さんでフラワーアレンジメントをやっているお友達がお花を持ってきてくれました。ありがとう!花束をもらうって人生でなかなかないので本当に嬉しい。プロ並みです。いや、プロ。友人も設営を手伝ってくれました。小学生のころの手紙から今までかいてきた絵を全部飾るんだからそりゃあ大変だわ!

夕方頃にだいたい終わったのですが、その頃には友人達がたくさん駆けつけてくれてお祝いをくれました。えりこ展では「えりこっぽいもの」「えりこにあげたいもの」を飾る棚をもうけてあるので、そこに置かせていただく事に。でも、明らかに高価なもの(アクセサリーとか高級なお菓子とか、化粧品とか)はさすがに中身を抜いて外箱だけ飾らせていただきました。

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ここの棚にえりこ展に来ていただいた方に「えりこにあげたいもの」「えりこっぽいもの」「えりこが喜びそうなもの」を置いていただいて、それを外観から見て「他者からみたえりこ」ができあげるという作品です。双方向性のある展示だからね!その上にあるピンクの紙に展示の感想やメッセージを書いていただくという感じです。感想というか私は常に「死にたい」という気持ちに襲われているので、落ち込んだ時にこのみんなからのメッセージを見て元気を出すのに使います。作品名は「えりこの精神安定剤」です。これも作品だよ!協力してねー!

そして私は無名なのでネットを使って盛り上げようと思っていて展示の作品はガンガンネットにあげてハッシュタグ#えりこ展をつけてツイートしてもらい、盛り上げてもらおうという考えでした。

会場に入ってすぐのところに張り紙をしたのだけれどあまり気づいてくれる人がいなかったです。でもお友達で気がついた心優しい人はハッシュタグをつけて盛り上げてくれました!写真もうまいのでありがたいです!本当に感謝です!

一日目は設営が終わってから人が増えてきて、熱気が凄くなりました。あこがれのティナさんとちっぷさんにも会えて嬉しかったです!お二人とも絵をお買い上げくださいました。ありがとうございます!自分の絵が売れるのって嬉しいです!人生で初めてだ!

そこいらへんのことはまとめたのでこちらを読んで下さい!

絵の値段の付け方に悩み、最終的に紙に描いただけの絵は1000円で販売して、キャンバスの絵はご相談という形にしました。経緯はまとめを、まとめを読んで・・・

あと、私が最近しつように絡んでいる「恋と童貞」という同人誌を作っている男性集団がいて、しつこく「えりこ展に来て」とリプライを送りすぎて反応がなくなってしまって嫌われたと思い、編集部員のしおんさんにDMを送りました。

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優しい・・・。好きになっちゃう・・・。

DMに気がついた時にすでに会場にいました。実は編集長とは会った事があるのですが、しおんさんとは会うのが初めてでした。

背が高くてイケメンだー!ギャー!となってしまい、好きになったら死んでしまう!となり、速攻でケンカを売りました。

「絶対、童貞じゃないだろ!オラオラ!」

「まあ、童貞じゃないです。最近はもう女はいいかなっていう感じです」

女がいらない童貞がいるか!くそ!悔しい!!

そしてイケメンで好きになってしまうので、速攻でムリやり自分のミニコミを売りつけ、DV男が突入してきた時に書いた恐ろしい絵をむりやり買わせました。

ええ、私は好きな人にはケンカを売ってしまうのです。素直になれないの。ごめんね。

二日目は設営もなくてのんびりだったのですが、作品のキャプションをつけたかったので一人でもぞもぞやっていたら母親が登場しました。ありがとう!おかあさーん!

母は絵に全く興味がなく、水彩画を「ペンで書いたの?」と聞いてきたりするのですが、私の母はぶっ壊れた家庭を立て直すために必死だったのでもう、なんとも思っていません。絵に興味がない人もいていいじゃない。にんげんだもの。みつを。

母親はご飯を食べて見届けた後、早めに帰りました。実家、遠いから。2時間は軽くかかるから。ありがとう。孫の面倒もあるのに。

その後はけっこうダラダラやっていてお客さんこないなー、と寂しい思いをして絵を写真に収めていました。

そしたら突然男性多数、美人な女性も現れたのです!な、何事!!!と度肝を抜かれました。

なんでも文学フリマで写真集の「HOT SPOT BABY」を購入した方でした。そしてDMも持っていって下さったのです。出展もされていてその日に販売したリトルプレスも持ってきて下さいました。タダでくれました。800円もするのに!

そして自撮り棒をこのためにわざわざ購入してきてくれて皆で自撮り。楽しい、楽しいよ、おかあさーん!

そして、去年のアイドルの追っかけをしていた話しをしてミックスを打ったりしていました。ザ・ディッシュ〜止まらない食欲編〜でミックスを打ったのですが、エビ中とすぐに分かっていました。実は私はパンクロックが大好きでアイドルにここまでハマった事がないのです。それでエビ中の事もほとんど知らないのですが、エビ中ありがとう!と感謝しました。

そこで、私の悪いクセが出てしまいました。

好きな人にケンカを売ってしまうというやつです。親しい(勝手に思っている)恋と童貞さんならともかく初めて会う「アバンギャルドでいこう」というリトルプレスを作っている方に

「お洒落な本作りやがって!」

などと暴言を吐いてしまいました。

すみません。本当にすみません。愛が増すとけんか腰が強くなってしまうのです。

私は子供の頃から好きなものを好きだと言えないで育ちました。そして嫌いなものを好きだと言わないと生きていけない家庭で育ったのです。小学生の時、皆がジャニーズのアイドルにハマっているのに、家で父の機嫌をとるためにストーンズのライブ映像を永遠に見せられて、RCサクセションを見せられ続け、小学生にして選ぶ男はミック・ジャガーかキヨシローかというどっちもダメだろという選択肢しかありませんでした。

だから私が怒ったり、ケンカを売っているときは

「大好きだー!」

と言っていると思って下さい。

うん、めんどくさいね!だから嫌われるんだよ!

でも、すごく嬉しかったので土下座をしているのをお友達のFさんにとってもらい、ツイッターにアップしました。リツイートをするのを忘れてしまい、まとめに入れました。

二日目のまとめはこちら

いや、むしろ全然知らない人がきてくれて本当に嬉しかったんだよ!こういう展示って内輪だけになっちゃうから。そういうのが嫌だったので。しかもちゃんとハッシュタグをつけてくれるし、写真もうまいし。若いとSNSの使い方が上手いよ!本当にありがとう!

次回作を出すときは「アヴァンギャルドでいこう」のカバーガールをやらせてください。

とてもお洒落なバッチをいただきました。二つも。ありがとうございます。泣きそう。

かっこいのでマキシマムザホルモンのライブTと合わせたらかっこよくなりました!次の土曜日はこれを着て展示会場にいようと思います。英語力がないので意味がわからないのですが、キルビルの出演者が「オキナワ」と書いてあるTシャツを着ていたのがかっこよかったのでいいんです。Fのついている言葉がやばくても日本だからいいんです。

そして土日だけの予定だったのですが、盛り上がったので急遽今週末も開催します!

12月5日12時から19時まで

12月6日12時から17時まで

日曜日は撤収作業をするのでいつもより二時間早く終わります。

会期中は1階に飾ってある絵をみてください。ご飯食べにきてね!買いたい絵があったら店員のみじんこさんにお名前と電話番号、メールアドレスを紙に書いて渡して下さい。そして購入希望の金額を書いて渡して下さい。みじんこさんが私にその紙を渡してくれます。金額はお客さんにお任せします。

書ききれないのでこれくらいにします。

展示中に展示に参加できた。お客様ありがとう!

リー・ミンウェイとその関係性展