エリコ新聞

小林エリコのブログです。

生きていく私

最近、自分の人生を肯定的に捉えるようになってきた気がする。

ずっと、自分の学歴や、家庭環境について、イライラしたり思い悩んだりしていたけど、今現在が結構幸せなので、真っ暗な過去も「それでオッケー」な気持ちになってきた。

文章を書くということはずっとやっていたけれど、イースト・プレスから本を出すにあたってかなり長い文章を書いた。自分史上最高である。文章を書くと自分のことを客観的に見ることができる。書いているうちに自分でも気がつかなかった思いや気づきが出てきて自分でもびっくりする。この間、ゲラを通して読んで「面白いな」と思った。自分の本だけれど、面白かった。この「面白い」があらゆる人に理解されるといいなと思う。

金曜日から風邪をひいてしまい、熱と咳と鼻水で具合が悪い。食材が切れて、初めてコンビニで煮込みうどんを買った。私はコンビニを利用するのは飲み物を買う時くらいで、食料品を買うことはほとんどない。430円くらいして「高いな」と思ったが、高い煮込みうどんは火にかけるだけで出来上がり、エビまで入っていて美味しかった。こういう小さな幸せを噛み締めながら生きて行きたい。

私はすぐに物事を悪い方向に考える癖がある。認知が歪んでいるので、致し方ないのですが、それだと生きにくいので、病院でもらった認知行動療法のシートを活用して久しぶりに認知行動療法をやったらずいぶんすっきりした。

よかったことを意識的に思い出し、もうちょっとニコニコして笑顔でありたい。

あと、ずっと美大に行けなかったことを悔やんでいましたが、ネットでめちゃくちゃ上手い人の絵をみるようになり、むしろ美大に行かなくてよかったと思うようになってきました。もちろん、やりたいことをやれなかった悔しさはあるけれど、あの時の私が必死にデッサンをしても大して上手くならなかったと思う。絵はセンスもあるし、特に書き続けられるかどうかというのがある。私なんか二十歳過ぎたら、あっという間に書かなくなってしまった。

今は、こんなに下手な絵でも漫画のお仕事がいただけているし、文章の仕事ももらえているので、幸せこの上ない。これ以上望んだら欲張りなので、何も望まず、きちんと与えられた仕事をこなし、日々を大切に生きて生きたい。

この地獄を生きるのだ、よろしくお願いいたします。

エリコの失敗日記もよろしくお願いいたします。