エリコ新聞

小林エリコのブログです。

予定のない休日

 今日はお昼頃起きた。金曜日はだいたい深酒をしているので、土曜日はいつも早く起きられない。布団の中で起きたくないと一人で駄々をこねていた。しかし、昨日の洗い物が台所に溜まっているのと、洗濯物、および掃除のことを考えて気合いを入れて起きた。

 いつもと同じように、台所の洗い物をして、洗濯をして、掃除をする。四つ切りのパンにバナナとチーズをのせて焼いて食べる。今日はなんの予定もない。テレビを見ながらぼんやりと今日の予定を考えた。遠くまで出かける気力がないので、近くのイオンに行くことにした。

 なんでイオンかというと、プリパラがやりたいためである。もう、1年以上は軽くプレイしていない。何しろ金がかかるゲームのため、なんとなく遠ざかってしまった。けれど、ギラギラに輝くアイドルを見ていると脳内で変な汁がどっぱどっぱ出て、非常にトリップできるので、今日は2回までと決めてやることにした。

 家の中でコタツの上に、プリパラのカードを出して、今日のコーデを決める。とても40の女の休日とは思えない行為だ。自分を軽蔑する。

 休みだし、近所だから化粧しなくてもいいかなと思ったけれど、生活にくたびれた40女が女児の遊び場に行くのだからそれなりにしないといけないと思い、メイクをきっちりした。服装も綺麗なものを選んだ。

 自転車に乗ってイオンに向かう。イオンについてから、腹ごしらえをしようと思い、マックに入る。腐った肉でニュースになっても人はマックに行くのをやめようとしない。マックは安いなりに安定した美味しさを提供してくれる。

マックの店内は小さな子供づれの家族ばかりで、世の中ってこんなにたくさん子供がいるんだなと少しびっくりする。少子化と言われているけど、そんな感じがしない。隣では乳幼児を連れている夫婦が食事をとっていた。

「マック久しぶり〜。ポテト美味しいよね。私Lサイズくらい余裕だわ」

「俺はLだと胃もたれする」

「年なんだよ!」

という若干攻撃力が高めの返しを妻がしていた。集まってDSをやっている子供たちもいて、なんか平和だなと感じた。

 腹ごしらえもできたので、プリパラをプレイするためにゲーセンに向かう。ドキドキしながら筐体の前に座り100円を入れる。新しいシステムになったらしく、戸惑いながらスタートした。新しいシーズンで出てきたお気に入りの「ニノ」というキャラを使って遊んだ。トモチケと言って友達がゲームの中に出てくるチケットがあり、それを使う。昔仲がよかったけれど、今は距離を置いている友達のトモチケを使った。現実ではもう会わないけれど、ゲームの中で友達に会った。なんとなく辛い。

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 私はゲームが好きだけれど、ものすごく下手くそなため、高得点が出せぬまま終わった。手に入ったコーデもいまいちだった。

 プリパラが終わった後、閉店セールをやっている店で、150円の靴下を見つけて買った。ほかにも物色して買い物をすませた後、サーティーワンでアイスクリームを食べた。こういうときに、本当に自分はお金持ちになったなと思う。生活用品を買って、アイスを食べて、ゲームもして。お金持ちすぎて不安になる。

 アイスを食べた後、一人でふらふらトイザらスを見て回った。ぬいぐるみやおもちゃをみると欲しくなってしまうが我慢した。なんで今だにおもちゃが欲しいのかよくわからない。ただ、心の中で飢えたように欲しい気持ちが湧いてくる。家にたくさんあるので、我慢して店を出る。

 イオンを出ると日がくれていた。自転車に乗り、家路に着く。帰ったらお酒を飲もうと思った。