エリコ新聞

小林エリコのブログです。

地獄のガールフレンド

鳥飼茜の地獄のガールフレンドを読んだ。面白くて、楽しく読みやすい漫画だった。

読んだら非常に心がすっきりして自分の中のドロドロしたものが洗い流された。

登場人物は、モテるけど36歳で独身の女性と、31歳で、バツイチで子持ちの女性、28歳だけど、7年間彼氏がいないOL。この三人が一戸建てで共同生活を送る話である。

三人の女が交わす雑談はくだらないように見えて性差に対しての見解をズバズバ見抜いている。女向けの風俗はどんなものがいいか、「オバさん」とカテゴライズされるようになった自分とどう向き合えばいいのか。好きな人ができたらどうしたらいいのか。

思えば、私はずっと自分が女であるということに目を向けないで生きてきた。男と付き合うこととか、結婚とかそういったことは私の世界にはずっとなくて、ずっと関係ないものだと思っていた。

中学生の卒業文集にクラスメイトの女子から「ブス、一生彼氏できないよ」とたくさん書かれた呪いはずっと私を縛っていた。

今ようやく、女性という生き物に目を向けるようになってきた。

この漫画に描かれている好きな台詞を書いておきます。

私たち女は 誰も彼も大変てことにしてなきゃいられない

「自分だけ楽しい道を選んで」と反感を買ってしまわないように

ホントはどんな道にだって楽しさや美しさがあることを知っているのに

独身だろうと、離婚してようと、結婚してようと、どんな道にも楽しさや美しさがあり、私は私の道の楽しさと美しさに目を凝らして生きていこうと思う。