エリコ新聞

小林エリコのブログです。

2021年を振り返る

明けましておめでとうございます。とうとう、年が明け、2022年。昨日は年明けまで起きるのが面倒になり、11時ぐらいに眠りにつきました。子供の頃は季節の行事が大好きだったけれど、歳を取るにつれて、感覚が鈍くなり、いろんなことがどうでも良くなってきます。

 

昨年はコロナ禍真っ只中で、どこにも行かず、人とも会わない日々が多かったです。そもそも、店が閉まっているので、どうにもできない。そして、オリンピックが開催され、感染者数が爆上がりになり、その後、やっとワクチンが打てるようになって、感染者数が減り、自分の気持ちも落ち着きました。

やっぱり、世界的なパンデミックという状況下だと、元々精神的に脆弱であるのに、さらに神経過敏になり、調子が悪い状態が続いていたと思います。

 

感染に対して過敏になりながらも、週一のサウナには欠かさず通いました。サウナに行かないと具合が余計悪くなるからです。今年の後半は緊急事態宣言が解け、お酒の提供も再開したので、年末は友達と結構会うことができました。文学フリマも再開されて、毎回参加している者として、嬉しかったです。

 

それと、夏に腰の腫瘍をとる手術をしました。外科の手術が初めてだったので、ビビっていたのですが、麻酔をガンガン打ってもらってことなきを得ました。採った腫瘍は検査に回しましたが、癌ではなかったです。

 

今年は単行本を2冊出しました。

「私がフェミニズムを知らなかった頃」は5月発売。書評はトミヤマユキコさんが朝日新聞に書いてくれました。そのほかにも書評がいただけたので、まずまずだと思います。

 

 

「私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに」は11月に発売しました。こちらは、いまだに書評がもらえておりません。この本は、正面からエッセイに取り組んだので、評価してもらえたらと願っていたのですが、難しいようです。まだ、新刊扱いで書店に置いてあるので、たくさんの人に読んでもらいたいです。

 

 

 

しかし、一年で2冊本を出すというのは、かなり疲れることなのと、本にかける時間が足りないなと感じました。そもそも、平日はパートの仕事を週5でしているので、週末のみしか原稿に向き合えず、かといって、単行本だけでは食べて行くことは不可能なので、どうしようもできません。本が売れればいいのですが、自分の実力、知名度、諸々が人より劣っているので、手の施しようがありません。

今年は単行本を出す予定がなく、単発の仕事が二つあるのみです。4年くらい文章を書いて単行本を出してきたけど、この業界で生き残るのは難しいと分かりました。何しろ私はガッツがない。自分から営業して売り込んだりできないし、同じ仕事をしている知り合いや友人がほぼいないので、うまいやり方などもわからない。それでも、ここまで書いてこられたのは、ひとえに優しい方に恵まれたからだと思います。帯を書いてくださった方、取材してくださった方には感謝してもしきれません。

 

今年は仕事が少ないので、フリーペーパーの「エリコ新聞」の発行を多めにしたり、漫画を書いたりして、自分のやりたいことをやっていこうと思います。絵の個展もやりたいのだけれど、もうちょっと先になるかな。できたら今年の秋くらいにやりたいです。

 

あとは、今年もタケと仲良く暮らすのが目標です。

 

今年もよろしくお願いいたします。